生活習慣病とは?
普段の生活習慣が、発症や進行に深く関わっています。高血圧・脂質異常症・糖尿病が代表的なものです。これらはサイレントキラーと呼ばれ、知らないうちに動脈硬化を進行させます。高脂血症・高血圧・糖尿病に肥満が加わると「死の四重奏」と呼ばれ、単独でのリスクは軽くても、積み重なることにより命にかかわる危険が増すと言われています。
放っておくとどうなる?
サイレントキラーと呼ばれるのは、自覚症状がほとんど無いまま、体の中で動脈硬化が静かに進行するからです。そのまま病気に気づかずに、また気づいても「自分は大丈夫」と治療をせずに放っておくと、ある日突然、心筋梗塞や脳梗塞などが起こり、取り返しのつかないことになりかねません。徐々に腎臓に負担がかかり、慢性腎臓病へ移行してしまいます。慢性腎臓病の初期には自覚症状がほとんどありません。慢性腎臓病が進行して腎不全になると、体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析や移植が必要になります。慢性腎臓病があると脳卒中や心筋梗塞などの心血管病発症のリスクも高まります。
生活習慣病を予防するには?
生活習慣病は、主に生活習慣が病気の一因となるため、多くは予防することができます。早い段階から生活習慣を見直して予防を心がけ、発症を未然に防ぐことが望ましいといえます。生活習慣病予防の基本は、『食生活の改善』、『適度な運動』、『禁煙』です。